こんにちは、”あまぎり”です。
今回は、「40歳で何者にもなれなかったぼくらはどう生きるか」のレビューです。冒頭にも書いてありますとおりキャリア本ではないので、自身の考え方・生き方を見直す・整理するためのきっかけになれば。。。という感じの本でしょうか。
著者の言葉・表現が痛快で面白いので、非常に楽しく聴くことができました。40代と言わずバブル後~Z世代手前くらいの人には、刺さるかもしれません。
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本の紹介
- タイトル:40歳で何者にもなれなかったぼくらはどう生きるか
- 著者: 河合 薫
- 発売日: 2023/6/8
- Audible再生時間: 7h18m
著者の「河合薫」さんは、日経ビジネスなどでコラムを多数執筆しておられます。コラムは無料登録すれば閲覧可能ですが、こちらはAudibleでも無料体験の中で聴くことができますので、試してみてはいかがでしょうか。
Audibleでは気にならなかったですが、本の表紙・タイトルを見た感じだと、初見ではちょっと手に取りにくいかもしれませんので、本レビューが参考になれば幸いです。
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レビュー
前半は、著者の痛快な言葉・表現で、世の中の既得権益を切っていきます。”社会を蝕むジジイの壁”、そしてジジイの壁に巣食う”スーパー昭和おじさん”など、永田町や大企業など現在の日本の状況を作り出した元凶を表現しています。
タイトルにある”何者にもなれなかった”とは、”壁の向こう側に行けなかった”ということを示しており、本書を読む限りでは”何者”にならなくて良かったと安堵できます。(ただし、給料の点で考えると、”何者”にならないと上がることはないのですが・・・)
後半は、何者にもならなかった人は、今後どういう考えで生きていくのかという指針です。簡単にまとめると、”組織人”ではなく”仕事人”になれ。そして、半径3メートル世界の充実です。”ジジイの壁”、”スーパー昭和おじさん”を批判していても何も先には進まないので、これからのグローバル社会、自分自身の強みをしっかり伸ばしていくことが重要だと感じました。
前半部分が非常に痛快であった分、本書では後半部分の内容は少し薄く感じました。(もしかしたら別の著書でより詳しく書かれているかもしれません、「THE HOPE 50歳はどこへ消えた? 半径3メートルの幸福論」など)
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まとめ
今回は、河合薫さんの「40歳で何者にもなれなかったぼくらはどう生きるか」をレビューさせていただきました。
世の中の既得権益について、痛快な表現でまとめられているので、今までもやもやとしていた自分の中でのイメージをしっかりまとめていただいたように感じました。
また先日レビューして堀江さんの「信用2.0」に近いものも感じました。従来の既得権益(ジジイの壁、スーパー昭和おじさん)が信用1.0の世界、これから必要になる自分自身の力・スキル・人脈が信用2.0の社会と考えられるかもしれません。
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