こんにちは、”あまぎり”です。
今回は、ビジネス本から「仕事の「生産性」はドイツ人に学べ」の紹介です。
つい先日、日本のGDPがドイツに抜かれ4位後退というニュースが出ましたね。
働き方改革が進む中で、ドイツの働き方が参考になります。筆者のドイツでの体験談で語られていますので、イメージが掴みやすくドイツという国に親近感が湧きました。
「名目GDP、ドイツに抜かれ4位 23年4兆2106億ドル」(日本経済新聞)
「日本の名目GDP、ドイツに抜かれ世界4位に転落…68年以来の「日独逆転」」(読売新聞)
↓リンクよりAudibleが体験できます。
本の紹介
- タイトル:仕事の「生産性」はドイツ人に学べ
- 著者: 隅田 貫
- 発売日: 2017/9/28
- Audible聴講時間: 4h41m
レビュー
日本企業のドイツ支社、ドイツ企業で実際に働いた筆者の体験談がベースで語られていますので、ドイツという国がとてもわかりやすく、イメージが掴みやすいようになっています。
ドイツという国は、比較的日本と価値観が近いとのこと。一方で、仕事のメリハリ、オンオフをしっかりとつけているため、原則として残業はしない、長期休暇をしっかりと取るという点が異なるところでしょうか。
しかしそのドイツも20年ほど前は、日本同様に残業が当たり前の社会だったようです。そこから政府主導の働き方改革、法整備によって、現在の働き方になったとのことでした。
冒頭のリンクで示したとおりですが、先日GDPで日本がドイツに抜かれましたが、その前から時間あたりの生産性(GDP)はドイツよりもかなり低くなっていました。
ドイツの働き方で印象的だったのは、自分で優先順位をつけて、今日やらなくて良い仕事は今日やらないとのことです。そこで、日本のように上司が「急で悪いんだけど、この仕事を今日中にお願いできないか」と頼んだとしても、「なぜもっと早く仕事を依頼しないのか?今急に言われても今日中には無理だ」と断るとのこと。
この本の考え方は、会社の経営陣・管理職にこそ、見習ってほしいものです。
日本人は真面目に仕事をこなしてしまうので、一人で働き方改革を行って仕事の優先順位付け・取捨選択を行ったとしても限界があります。経営陣・管理職が率先して働き方改革、仕事の取捨選択をすることが、真の働き方改革に繋がっていくと感じました。
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まとめ
本書籍を聴講した感想、得られた知見をまとめます。
- ドイツは仕事のオンオフ、メリハリがある
- 仕事の優先順位、取捨選択ができている
- 政府主導、経営陣・管理職からのトップダウンで働き方改革に成功した
ドイツという国は、ビールが美味しい国でありますが、働き方という点でも非常に興味が湧きました。ぜひ機会を作って、ドイツを訪れてみたいと思います。
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